今回は神奈川県川崎市の中古車ディーラー様からご依頼のございました、ジャガーの天井張替えを紹介致します。
当初ディーラー様からは、車預かりでの施工のご相談を頂いたのですが、昨今当店の予約状況が混みあい過ぎており、車預かりでの施工となると2か月先になってしまうため、今回ディーラー様で頑張ってライナーを外して頂き、ライナーを軽トラに積載してお持ち込み頂きました。もう少し余裕があれば当初のご依頼内容通り、お車ごとお預かりしての施工にて対応させて頂きたかったのですが、こればかりは致し方ないですね。ただ、1週間以内に天井張替えをしたいというご要求には応えることが出来たので、中古車ディーラー様の社長からは感謝頂きました。
当店にご依頼をご検討されているディーラー様で、どうしてもお急ぎの場合は、上記同様ライナーを外してお持ち込み頂ければと思います。

ではライナーの状態を見て行きましょう。

ジャガー天井張替え

写真はすでにクリーニング後のライナーです。
写真ではよくわかりませんが、そこここに天井を引き出す際に折り曲げた跡が残っていました。ジャガーの場合フロントガラスかあるいはリヤガラスを外さないと、ドアからの引き出しだとライナー曲げないと出ませんからね。ディーラー様スタッフの苦労がこのライナーを見ただけでわかってしまいます。
今日はスタッフ全員お休みなので一人なのですが、中古車ディーラー様のご希望で今日中に仕上げなければならないので、私一人で作業します。
この大きさの天井の場合、唯一接着剤を吹いた生地をライナーにかぶせる作業のみ一人だとつらいんですよね。それ以外の貼り付け作業・折り返し作業・穴あけ作業は一人でも特に問題はありません。
なので、接着剤を吹いた生地をライナーにかぶせる作業の時だけ、妻を呼んで手伝ってもらいました。

ジャガー天井張替え

当店の生地の貼り方は、外周から中心に向かって貼り進める方法です。なぜその方法をとっているかというと、天井張替え職人として駆け出し当初、様々な順番で生地を貼り付けて施工していたのですが、どうしても自分で納得のいく仕上がりにならず、試行錯誤の結果現在の貼り方で落ち着いています。

ジャガー天井張替え

表面を貼り終えたところですが、まだ折り返しや穴あけはやっていない状態です。
ひっくり返して穴をあければ完成となります。

ジャガー天井張替え

完成した旨を中古車ディーラーの社長に連絡したところ、ほどなくスタッフの方が軽トラで引き取りに来てくれました。
天井をお車に組み付ける際の天井の取り扱いの注意事項を説明し、一緒に軽トラに天井を括り付け今回の施工終了となりました。

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