今回は神奈川県川崎市の中古車ディーラー様よりご依頼頂きました、BMW320i の天井張替えを紹介させて頂きます。本年最初の天井張替えです。
では施工前の状態を見ていきましょう。
今回はディーラー様からお車を引き取って来ての作業なのですが、天井ど真ん中にあるルームランプのお陰でなんとか運転していても垂れた天井が頭につくことは有りませんでした。
では早速部品を外して天井を車外に出していきます。
BMWのセダン車の多くの車種は、後部座席のドアの開口形状が他のメーカーのお車と違った形状をしていて、天井を折り曲げることなく車外に取り出す事ができます。
ということで綺麗に取り出せました。
天井にかなり劣化が進んではいるものの、分厚い断熱材が入っていますね。丁寧に作られているお車です。
天井を引き出せたら、次はクリーニングですね。BMWには多いんですが、結構ベトベトが酷いため、念入りなクリーニングが必要です。そこを怠るとどんなに接着剤を多く吹いても、また剥がれて来てしまいます。
今回も時間をかけてキレイに仕上げました。
そして接着剤を塗布し生地を貼り付けて行きます。この天井はさほど貼り付けの難易度が高く有りませんが、季節が冬場なので塗布した接着剤の乾燥が超早く、のんびり作業をしていると密着しなくなってしまいますので、二人がかりで一気に作業を進める必要があります。
さてあとはお車に組み付けていくだけですね。
車に入れ込む際、折り曲げずに入れられる事がわかっていると、心が軽いですね。
組付け完了！
張り替えた生地もまあまあ純正に近く良い感じに仕上がりました。
また、まだギリギリ耐えていますが、ドアの内張りも劣化が進んでしまっています。この部分もご要求があれば張替えることもあります。
この後お車を納車して本日の作業終了です。