今回は東京都の個人のお客様よりご依頼頂きましたパサートヴァリアント2018年型の天井張替えを紹介致します。今回もお客様が作業に参加される助手割引でのご依頼となりました。
2018年型なので、6代目のパサートになりますね。
このあたり私の勉強不足ですが、5代目パサートと6代目パサートでは内装が大きく違うんですね。通常のいつもやっているパサートだと思って作業をスタートしたのですが、初手から戸惑ってしまいました。詳しくは後程。。。
■ 施工前チェック
施工前に天井の垂れ具合、劣化ウレタンのこぼれ状況、およびライトの点灯確認をお客様と一緒に行います。天井は眼鏡ケース周りのみ垂れているくらい、劣化ウレタンのこぼれは無し、バニティーランプは、助手席がつきませんでした。しかし、何度かミラーカバーを開け閉めしているとバニティーランプが点灯しました。お客様によると、助手席のバニティーランプはつけたことが無いとの事だったので、接点に酸化被膜が形成されていて、私が開け閉めすることにより酸化被膜が破壊され導通したのだと思います。
いずれにしてもこれでランプ系も全てOKとなりました。

■ 部品の取り外し
チェックが終わったらいよいよお客様と一緒に天井を取り出す為関連パーツを外していきます。
マップランプの形状がいつものパサートと違うので、「まずは簡単なアシストグリップから外していきましょう」とスタートしたのですが、アシストグリップも今まで当店が経験したパサートとは違います。これはゴルフ7と同じコンセプトのアシストグリップです。

この金属クリップがかなり厄介者なのです。以前ゴルフ7の天井張替えを行った際、アシストグリップの取り外しでかなり苦労し、その際に作成した専用ツールがあったので、それを使用し上手く外すことが出来ました。このクリップはポルシェのマカンのサンバイザーにも使用されています。2015年ころから各社共通でこのクリップはやっているんですかね。正直やめてほしいです。w
さらに、このクリップ、アシストグリップだけにとどまらず、サンバイザーに2箇所、サンバイザーサポートそしてアッパーセンターコンソールにも使用されていました。
難航したものの、作成した専用ツールのおかげで無事すべてのパーツの取り外しが出来ました。
■ 天井クリーニング
車外に取り出した天井の生地をはがしてクリーニングを行います。昨今ホルムズ海峡閉鎖による原油不足からナフサ不足になり、当店で使用しているクリーニング用の溶剤も入手が困難になっています。代替溶剤をいろいろ評価し、天井の状態、クリーニング箇所等ケースバイケースで様々なクリーニング方法を織り交ぜながらこの屈強を乗り切りたいと考えています。

■ 接着剤塗布~生地貼り付け
クリーニングが完了したら溶剤が完全に揮発するまで天日干しにし、乾燥後接着剤を塗布します。当店では接着剤の乾燥を考え、ボードと生地に同時に接着剤を塗布していきます。

当店で使用している接着剤は塗布直後は密着しません。一定のフラッシュオフタイムを置き、表面が少し乾燥してきたころ合いから貼り付けが可能になります。そしてその可使時間内にすべての箇所の貼り付けを終了させます。

■ 完成
貼り付けが終わった天井をお車に入れ込み、厄介だった部品を組み付ければ本日の施工完了となります。
車内を明るくしたかったとの事で、純正より明るめの生地を選ばれましたが、お客様の思惑通り良い感じになり大変満足頂けました。

