今回は個人のお客様からご依頼頂きました、フォルクスワーゲンゴルフ7 オールトラック 4モーションの断熱材施工を紹介させて頂きます。ゴルフ7と記載しましたが、お客様によると7か7.5か、、、という感じのものらしいです。7の後期タイプって感じでしょうか。
で、今回のご依頼というのは、通常の天井張り替えではなく、防音断熱材の施工のみです。

お客様が当店に到着し天井を確認してみると、まだまだ劣化が感じられません。天井は大丈夫ですね。

フォルクスワーゲンゴルフ7天井

防音断熱材は、天井をはずしその向こうの屋根の鉄板に貼り付けますので、まずは天井張替えのように天井を外して車外に引き出す必要があります。
そしてこのゴルフ7、当店としては初施工になるため、ゴルフ5やゴルフ6と比較してどこかどう違うのか、ワクワク感いっぱいでの施工スタートになりました。

しかしスタートしてみると従来モデルと全ての部品が違うことがわかりました。そして極端にネジが少ない。ネジが少ないということはクリップ系でつけられているという事になりますが、その構造を知らないためなかなかはずす事ができませんでした。
無理やり力任せの作業は部品の破損に繋がりますので、ネットで情報を取りながらようやくサンバイザーが外れました。ここだけで20分くらいかかっちゃいました。

フォルクスワーゲンゴルフ7天井

なかなかエグい金属クリップですね〜。この手の金属クリップは樹脂クリップと違い、保持力が半端無いので、やはり力任せの作業だと部品側のジ樹脂が負けて折れてしまいますので、構造を理解した上での作業が必須です。ただ、組立時はバチンバチンとはめていけば良いので、ネジ止めより短い時間で且つ、作業者によるネジの締付け不足等も発生しないので、安定した品質での組付けが可能になります。多分フォルクスワーゲンもこのあたりを狙って、ゴルフ7ではこの方式を採用したんでしょうね。

ということで、ようやく全部品を外し天井の取り出しに成功しました。

フォルクスワーゲンゴルフ7天井

そして天井を取り出した車内を見てみると天井部分はこんな感じになっています。

フォルクスワーゲンゴルフ7天井

なにやら防音材か断熱材あるいは緩衝材のようなものがびっちり入っていますね。これならわざわざ当店の防音断熱材を施工する必要はなさそうな感じです。
ただお客様のお話を伺うと、断熱はともかく雨の音がとにかくうるさいそうです。これは推測ですが、純正で装着されている緩衝材はとにかく硬い。よって天井の鉄板に伝わった雨音を吸収せずそのままの周波数で伝えてしまうのではないかと思いました。多分防音とかの目的ではなく、ヘッドライナーの共振を抑える目的のものなのではないでしょうか。
もう少し柔らかくて且つ空気層を持つような素材であれば防音効果や断熱効果も期待できると思います。

ということで当店の防音断熱材を施工していきましょう!

フォルクスワーゲンゴルフ7天井

天井の寸法を測定し、切り出したあと4人で天井に貼り付けていきます。
施工後はこんな感じです。

フォルクスワーゲンゴルフ7天井
フォルクスワーゲンゴルフ7天井

さて、これでどのくらい雨音を軽減できるか。。。
私の営業者ホンダ・バモスにも同様の防音断熱材を施工してあるのですが、バモスの場合はゲリラ豪雨の際天井からの雨音はほとんど無く、逆にフロントガラスからの音の方が大きく聞こえます。
お客様は、「雨が楽しみだw」と言われて変えられていきました。

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