今回は東京都八王子市の個人のお客様よりご依頼頂きました、フォルクスワーゲンシロッコの天井張替えを紹介させて頂きます。シロッコ、車自体はよいお車なのですが、天井張替え職人からすると厄介なお車なんですよね。ハッチバックの開口寸法が小さいので、天井をかなり折り曲げないと取り出せなかったり、ライナーにプライマーの残骸が残っていたり。。。
という事で気持ちを引き締め施工をスタートしました。
また、今回お客様よりシフトパネルの塗装劣化による剥がれを対策して欲しいと言われていたので、フェラーリやマセラティのような施工を考えていたのですが、お客様がシフトパネルの新品をご購入されてきたので、天井施工の前に交換作業をやっちゃいます。


さて天井の方はというと、全面的に垂れています。

今回は助手割引なので、お客様と一緒に部品を外していきます。
そしてすべての部品が外れたら、天井をいよいよ折り曲げて車外に引き出します。
そしてクリーニング後生地を貼り付けていきます。

今回はメッシュのダークグレーをご選択されました。まあ一番無難な選択と言えます。
表面は私が貼り付けますが、ひっくり返してのトリミング作業と穴あけ作業はお客様にもお手伝い頂きます。

さて、せっかく綺麗に張り付けた天井を車内に入れるときに、またえげつなく折り曲げなければなりません。ここは3秒ルールで一気に押し入れるに限ります。
結果、うっすらと折れ筋は残ったものの、写真では確認できないレベルに抑える事が出来ました。

お客様にも大変喜んで頂き、本日の施工完了となりました。