今回は東京都新宿区の外車ディーラー様からご依頼頂きました、ポルシェカイエンのダッシュボード修理を紹介させて頂きます。
先日紹介させて頂いたカイエンのダッシュボードとはちょっとタイプが違います。
当店ではカイエンのダッシュボード修理(本皮の縮み)に関してはいくつかの方法を提案させていただいております。
1.ダッシュボードを車から外し、全面的に本皮で張り替える
2.ダッシュボードを車から外し、部分的に本皮で張り替える
3.ダッシュボードを車から外し、既存の革を貼り直す
4.ダッシュボードを車から外し、部分的に合皮で張り替える
5.ダッシュボードは車から外さず、部分的に合皮で張り替える
大きくこの5つの施工を提案させていただいております。もちろん金額と仕上がりがそれぞれ違いますので、お客様のQOLに合わせてお客様に選んで頂いております。
先日投稿した施工は上記工法の3番でした。この工法は軽度な縮みの時にしか使えません。さらにいずれまた革が縮んだらやはりめくれてきます。ただ、先日のお客様のQOLは3番でしたので、お客様にはご満足頂けました。
そして今回は5番。革が縮んでカピカピに干からびてしまっているので3番の工法は使えません。そして費用を最大限に抑えたいということで、ダッシュボードを車から外さずに施工を行う、5番での施工となりました。
施工前の写真は有りませんが、施工後の写真を御覧ください。
合皮は塗装でダッシュボードの本皮と色を合わせています。
縮んでしまった本側をカットし廃棄、その下にあるウレタンも交換し、塗装した合皮を貼り付けております。元の革の上に合皮が乗っかっている部分がわかると思いますが、そこ以外は言われなければ気づかないレベルには仕上がりました。
カイエンのダッシュボードの本側の縮みでお悩みの方は、お気軽にご相談下さい。