今回は東京都世田谷区の個人のお客様よりご依頼頂きました、ポルシェケイマン981の天井張替えを紹介致します。
本日ここ神奈川県川崎市には大雨注意報が発令されていて、施工すべきか多少悩んだのですが、決行しました。当店の作業環境は半屋外のため雨はしのげるのですが、それに風がプラスされると作業が出来無いのです。何種類かの天気予報を確認し、雨はかなり降るものの風はさほどでは無い事がわかったため、本日決行となりました。

さて、ポルシェケイマン981ですが、ここのところかなりの台数の施工を頂き、当店としてはおなじみのお車となりました。当初は外すのも一苦労でしたが、台数をこなすとすべての構造が理解できるため、苦も無く脱着が出来ますね。

ということで施工前の写真は取り忘れましたが、あっという間に天井取り出しました!

ポルシェケイマン981天井

純正の生地色はいわゆるダークグレーと呼ばれるものですが、ダークグレーと言っても色々なダークグレーがありますので、純正とドンピシャリの色というわけにはいきません。どうしても若干の色味の違いが生じます。よって、お客様の中にはあえてブラックをご選択される方もいらっしゃいます。このあたりは、事前に生地の見本帳を見て頂きご決定頂くことになります。

雨は激しく降っていますが、風がないのでクリーニング作業は問題なく終了しました。しかし雨天時気をつけなければいけないのは、洗浄液の乾燥です。クリーニングのあとは接着剤の塗布工程になりますが、乾燥が甘いと塗布した接着剤が密着せず、さらに乾燥していない表面の上に塗布された接着剤がフタをする事になり、接着剤の表面は乾いたように見えてもその下はまだ乾いていないという状況になってしまいます。こうなっては張替えどころではありません。
多少時間のロスにはなりますが、雨天時のクリーニング後はしっかり乾燥させます。

ポルシェケイマン981天井

しっかり乾燥させたら、接着剤を塗布し、新しい生地を貼り付けていきます。
写真は表面のみ貼り終えたところとなります。

ポルシェケイマン981天井

当店の助手割引サービスは、ほとんどの工程をお客様と一緒に作業することになるのですが、接着剤の塗布及び表面の生地の貼付け作業の2つだけはお客様にはご見学頂きます。
しかし表面が貼り終わったあと、裏面への折り返し作業からはまたご参加頂くことになります。

裏面への折り返し、及び穴あけ終了しました。

ポルシェケイマン981天井

あとはお車に組み付けて終了となります。

ポルシェケイマン981天井

かなりの大雨でしたが、特に車内や天井が濡れることもなく、無事作業終了となりました。

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