今回は神奈川県横浜市の個人のお客様からご依頼頂きましたメルセデスベンツVクラスの天井張替えを紹介致します。Vクラス当店では3台目の施工となります。
このお車はとにかくでかい。そして天井は2つに分割されています。
今回はお客様はお仕事が忙しく当店スタッフのみでの施工となりました。お客様は当店近くのガストでお仕事です。
では施工前の状態を見ていきましょう!
全体的に垂れてしまっていて、Vクラスの特徴的な天井デザインが全く見えなくなってしまっていますね。
まずは天井に関連する内張類を外していきます。最後に施工したのがかなり前なので、外し方所々忘れちゃっています。しかしそれが逆に新鮮で楽しいです。
天井が外れた車内はこんな感じです。
天井が外れると、さらに広く感じますね。
外した天井をクリーニングしましたが、なんともすっきりクリーニングできません。イメージ的には劣化したウレタンのエキスが天井の母材にしみこんでしまっているという感じです。
このような場合は溶剤をしみこませエキス成分を薄め、乾燥後局所的に接着剤を吹き、その接着剤を一旦しっかり乾燥させます。これが重要なアンカー効果を生み出してくれます。
この接着剤を我々は「捨て接着剤」と呼んでいますが、捨て接着剤が乾燥したら、いよいよ生地を貼るための接着剤を全体に吹いていきます。
生地側も同時に吹きます。
接着剤を吹き終わったら、貼り付け作業です。
全体的に起伏の少ない形状の天井ですが、逆に平らなところが多いのでムラが目立ちます。平面部のムラはテンションの違いにより生じますので、急激なテンション変化が無いよう貼り付ける順番、貼り付ける強さを意識しながら慎重に貼り進めていきます。
2枚の天井を貼り終えたら、お車に組み付けて完成となります。
Vクラスの特徴的な天井デザインが復活しましたね。
お客様からも非常に高いご評価を頂きました。