今回は神奈川県都筑区の外車ディーラー様からご依頼頂きました、お車のウッドパネルの修理を紹介させて頂きます。ウッドパネルのあるお車は高級感がありますが、経年劣化で表層のクリヤーが割れてきます。得てして交換部品も無い状況が多く、綺麗に乗り続けるためには修理が必須になってきます。
当店では劣化の症状に応じて、部分修理、全剥離修理、突板再貼り付け修理の3種類の修理方法で対応しております。

では施工前の状態を見て行きましょう。

ウッドパネル修理
ウッドパネル修理
ウッドパネル修理

色味が黄土色っぽくなっているのは、日焼けです。
また、今回の劣化状況を判断すると、クリヤー層の割れだけでなく、下地の突板も浮き上がっていますので、部分修理や全剥離修理では対応出来ないレベルです。このレベルの劣化は突板再貼り付け修理となります。
突板というのは、化粧板とも呼ばれ、おしゃれな木目を薄くスライスした板の事を言います。この薄くスライスした板を張り付けることにより、あたかもおしゃれな木の様に演出することが出来ます。

純正品の木目は、クスコブ杢(くすこぶもく)となりますので、同様の突板を購入し仕上げていきます。

工程は多岐に渡り、かなりの時間を要しますが、仕上がりは格別です。
では完成品をご覧ください。

ウッドパネル修理
ウッドパネル修理
ウッドパネル修理

木の個体差があるため、まったく同じ木目というわけにはいきませんが、新品同様に生まれ変わりました。

ウッドパネル、ウッドパーツの修理でお困りの方はお気軽にご連絡下さい。