今回は東京都品川区の個人のお客様よりご依頼頂きました、BMW Z4 (E86クーペ)の天井張替えを紹介致します。今回も助手割引でのご依頼となりました。
なかなか珍しいお車ですよね。ボディーのフォルムが独特ですね。ボディーにZ4の「Z」の文字がプレスラインで形成されているのはオシャレです。

では施工前の状態を見て行きましょう。

BMW Z4 天井張替え

この張り付けてあるバンダナは何だ?
前オーナー様のこだわりのデザインなのかな~と思いながらお客様と一緒に天井の取り外し作業を進めていきます。
Z4クーペは天井を取り外すために外さなければいけないパーツは少ないので、短時間で天井を取り出す事が可能です。

ほどなく天井が取り出せました。
しっかり断熱材が設置されていますね。さすがです。

BMW Z4 天井張替え

そしていよいよバンダナをはがしていきます。はてさて何が出てくる事やら。

BMW Z4 天井張替え

バンダナは両面テープと待ち針で張り付けられていましたので、待ち針をすべて抜きバンダナをはがしたら、下から画鋲が出てきました。また接着剤を投入した跡もありました。
なるほど、理解できました。
前のオーナー様は、まず接着剤を投入してみたもののうまくいかず、画鋲を刺したら留める事が出来たものの画鋲むき出しだとしょぼいのでバンダナで少しオシャレに画鋲を隠したという事でしょうね。

バンダナ下の画鋲も引き抜き、クリーニングのスタートです。

BMW Z4 天井張替え

劣化ウレタンのクリーニングは問題ないのですが、やはり前オーナー様がいれられた接着剤の除去には苦労しました。

特に運転席側の上部の接着剤が大変でしたね。
天井が垂れて来たという方はぜひ接着剤ではなく鋲で留めてほしいものです。

BMW Z4 天井張替え
BMW Z4 天井張替え

カッターやらサンディングペーパーを駆使し、何とか接着剤を除去しました。

この後接着剤を塗布し、生地を貼り付けて、表面の完成となります。

BMW Z4 天井張替え

次はトリミング、折り返し、穴あけという作業が待っていますが、お客様と一緒に作業を進めていきます。
お客様には手タレとしてご参加頂きました。

BMW Z4 天井張替え

そしてライナーの張替え完成です。
さて、お車に組み付けるか!と思ったときお客様より、「余った生地でピラー貼れませんかね~」とご提案がありました。
一度ゴミ箱に廃棄してしまった余り生地をゴミ箱から出し、寸法合わせをしてみたところ、何とかピラー分生地を確保出来る事がわかり、急きょピラーの張替えを行うことになりました。

BMW Z4 天井張替え

お客様に、「ピラーの張替え一緒にやってみます?」と提案させて頂いたところ、「是非是非」との事だったので、それぞれAピラーとBピラーを1本ずつ張替えを行うことになりました。

BMW Z4 天井張替え

お客様にとっては初めての作業だと思うのですが、頑張って最後までご自分でやりきられました。お見事!
そして本日の張替えのオールキャストが完成しました。

BMW Z4 天井張替え

さて、今度こそ組付け作業のスタートです。

BMW Z4 天井張替え

こうしてみてみると、今回AピラーとBピラーも張り替えてよかったですね。ばっちり統一感が出ました。
今回お客様が選ばれた生地色は純正よりだいぶ明るい色だったのですが、純正より私はこっちの方が良いと感じました。なぜなら、今回のお車のボディーカラーが白だったので、外装と内装の統一感を出すには、変なグレーの天井色よりも今回の明るい色の方が外装色に合致していると思ったからです。
外装が黒だったら黒の天井も良いかも知れませんね。

今回お客様にだいぶ深く作業にご参加頂いた事もあり、お客様、大満足でお帰り頂きました。

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