今回は東京都渋谷区の個人のお客様よりご依頼頂きました、BMW M3 のシートほつれの修理を紹介致します。シートの特に力がかかる部分は革が劣化する前に縫製部の糸が切れて、ぱっかり開いてしまう事があります。今回もそのケースで左ハンドルの運転席側の座面とサイドサポート部の縫製が切れてしまっていました。

わかりにくいので寄ってみましょう。

縫い合わせ部の糸が切れているだけで、革はまだ生きています。このような状態のときは修理可能です。
修理方法はいくつかあると思いますが、今回は一番低リスクなシートも外さない、シートの表皮もはがさない、表側から直接縫い直す方法で施工することにしました。
途中の写真はありませんが完成の写真を観て頂きます。

こちらも寄ってみましょう。

空いていた口がきっちり閉じました。接着ではなく縫製で仕上げましたので、耐久性もバッチリです!