今回は神奈川県横浜市戸塚区、個人のお客様からのご依頼でメルセデスベンツW124の天井張替えを紹介させて頂きます。さらに防音断熱材施工とBピラーはがれの修理も同時施工となりました。
まずは天井の状態を見て見ましょう。
クリップで上手く留めてありますね。このクリップが無かったら、全て垂れてきてしまうレベルの劣化状況です。
ベンツのW124はAピラーやサンバイザーを取り外す必要が無いので、天井の取り外しは簡単です。唯一取り外しの際注意すべきはCピラーです。強引にやってしまうと爪を折ってしまいます。当店に来る前に何らかの施工がされていて、当店で外す際すでに爪が折れてしまっていることもたまにあります。
また、ベンツW124の天井は折り曲げないと外へ取り出しが出来ないと言われている業者さんも多いですが、全然そんなことはなく、ちょっとしたコツでガラスを外さずに綺麗に取り出すことが出来ますので、ご安心下さい。
さて、天井外へ取り出しました。綺麗ですね。これに断熱材を施工します。
防音断熱材施工完了です。天井張替えの際の施工は、天井の脱着工賃が発生しないため、防音断熱材材料費と施工工賃のみかかります。天井張替えと同時施工が超おすすめです。
この防音断熱材を施工しておくと良いことがいっぱいあります。
・夏涼しく、冬温かい
・ゲリラ豪雨等、天井の鉄板に打ち付ける雨音がかなり軽減される。
・新しく張り替えた天井に使われているウレタンへの熱ダメージを軽減できる
・車内で聴く音楽の質が向上する。(私自身は未体験ですが、施工したお客様から言われました)
防音断熱材の施工も終わったので、今度は天井です。
写真はクリーニングが終わった状態ですね。
新しい生地を貼り終わったら、裏返して折返しの作業となります。写真はアール部なのでジグザグ切りにします。ちなみに本日のお客様(助手)に手だけ出演して頂きました。ありがとうございます。
天井の次はBピラーの修理に移ります。
このBピラーもW124では定番の劣化部位ですね。ビニールの表皮の下にある薄いウレタンが劣化し、さらにビニール自体も縮んで来てしまい、軽症であればウェザーストリップで隠せますが、劣化が進んでしまうと、もうウェザーストリップでは隠せなくなり、オレンジ色のウレタンがチラ見してしまいます。
当店ではよほどの破れ等が無ければ、純正のビニール生地を再利用して修理します。
さて、天井・Bピラー共に修理完了致しました。あとはお車に組み付ければ完了となります。
それぞれ綺麗になりましたね。
では完成です。