今回はベンツGクラス、ゲレンデの天井、サンルーフボード、Aピラーの張替を紹介致します。
ゲレンデはもう何台も施工しており、目新しさがない為、あまりブログにアップしていなかったのですが、久しぶりに掲載させて頂きます。
と言いつつ、施工前の写真撮り忘れました。
気づいたときにはすでに天井を車外に取り出し終わっていました。
ゲレンデの天井張替え、ただでさえ手間がかかりますが、今回はルーフボードとAピラーもあるので、2人で一日で終わらせるのはちょっと大変なので、3人での施工となります。
私の係は、サンルーフボードとAピラー、残りの2人で天井の張替えを行うフォーメーションで進めます。
私担当のルーフボード及びAピラーの施工前はこんな感じです。
基本的にゲレンデやW124のサンルーフボードは吊られて作られているので、何年経っても垂れることはないのですが、汚れが目立ったり、張り替えた天井と色味が違うという理由で、張替のご依頼を頂くことが多いですね。
ということで私担当分は、サクッと完成しました。
さて、天井チームの方はと言うと、今回の天井少し問題があって、それをクリアするために手間取っていました。問題というのは、天井が垂れてきてしまった場合、当店の様な業者に依頼するまでの間、一番優等生的な臨時の処置はピン留めです。そして一番の劣等生は、闇雲に接着剤を入れてしまうことです。接着剤を入れてもクリーニングをしっかりしていなければ、絶対に接着しません。それどころか接着剤が劣化ウレタンと混じって固化してしまい、クリーニング作業が非常に困難になりますので、接着剤は絶対に入れてほしくないですね。
で、今回はピン留めだったのですが、針のような細いピンではなく、自動車内装用のクリップで留められていました。自動車内装用のクリップは直径が6〜7mm位あるので、天井に穴を開けてしまいます。この穴をそのままにして生地を貼ってしまうと、ここに穴がありましたよ〜ってわかってしまいます。そこで一工夫し、穴のところは穴の際まで接着されないように、養生をしてから接着剤を拭きます。これで意外と穴がわからなくなるんですよね。
穴もわからないように生地を貼れました。
その後天井を車内に入れ、各部品を組み付ければ完成となります。
今回は天井、サンルーフボードそしてAピラーをすべて新しい生地で張替えましたので、統一感があって良いですよね。