今回は神奈川県川崎市のお客様のアルファ155天井張替えを紹介致します。また、Cピラーも垂れて来てしまったとのことでCピラーも同時張替えをご依頼頂きました。
今回のお車ミッションタイプで、パワーシート仕様なのですが、このパワーシート仕様はとってもレアで、このお車の前の型そして後の型それぞれパワーシートでは無いそうなんです。お客様もようやく探し当てた一台との事でした。
では、最初の状態を見ていきましょう。
ほぼ全垂れ状態ですね。またCピラーも垂れています。こうゆうところって、気になりだすと気になっちゃいますよね。
それとお客様から相談された部分があります。
このお車、天井の生地の周りには合皮が貼られているのですが、その一部が剥がれ初めて来てしまっているので、なんとかならないかというものです。
運転席の上のサンバイザーの際なので、Cピラーよりも気になっちゃいますね。この部分本気で修理するとなると一度すべての合皮を剥がし、新たな合皮で張り替える事になりますが、今回は応急処置での修理を行います。
ということで天井を外すため、色々と部品を外していくのですが、今回はCピラーの張替えを行いますので、Cピラーは浮かすだけでなく取り外さなければならないのですが、これが思ったより大変。リヤシートは座面背もたれすべて外し、さらにトランクルーム側に回って、スピーカーボードの外し、さらにトランクルーム側からCピラーのネジを外してようやく外す事が出来ます。まったく、トランクルームからしかアクセス出来ないCピラーのネジの設計をした人の顔が見てみたいと思いました。(笑)
一番苦労したCピラーさえとれてしまえば、天井は折らずに外へ取り出せます。
ここからは天井張替え班と、Cピラー張替え班に分かれての作業となります。
今回の天井、ちょっと厄介なのは、布の部分と合皮の部分が一枚のボード内で貼られているという事です。つまり劣化ウレタンをクリーニングするときも、接着剤を吹くときもいちいち合皮側を養生してあげる必要があるんですよね。まあまあ面倒です。
また、お客様から相談頂いた合皮の剥がれに関してもこのタイミングで修理するのですが、めくれている所以外もめくれてはいませんがくっついてはいません。今回は部分的な修理のご依頼でしたので、運転席上の部分のみ修理を行いますが、他の部分がめくれてきてしまった場合の対処方法をお客様にお伝えすることにしました。
ということで、天井、Cピラー、合皮部分の修理完成です。