今回は神奈川県横浜市にお住いの個人のお客様よりご依頼頂きました、フォルクスワーゲンティグアンの天井張替えを紹介させて頂きます。ティグアンは、シャランやトゥーランに比べてスポーティーなお車ですよね。お客様に教えて頂いたのですが、ハイオクのターボらしいです。
当店では新しく張り替える生地の見本帳というものを作成しており、ご予約を頂いたお客様に事前に貸し出しをさせて頂くというサービスを行っているのですが、今日のお客様にも事前に貸し出しをさせて頂き、奥様とどの生地にしようか家族会議を開かれたそうです。お客様は純正に近い「明るいグレー系もいいな」と思われたそうなのですが、奥様が「せっかくだから暗めの色にした方が面白い」と提案され、お客様も「子供がまだ小さくて汚しやすいから暗めもありだな」と考えられ、思い切ってカラーチェンジをご選択されたそうです。このように、天井の生地選びも楽しめちゃうのは素敵です。
ということで施工前の状態を見ていきましょう。
きれいに全垂れしていますね~。
フォルクスワーゲンのゴルフ、トゥーラン、シャラン、ティグアン、トゥアレグ。これらのシリーズはちょいちょい共用部品を使用しているため、車種は違えど比較的外しやすいですね。今回のティグアンで特徴的なのがAピラーとCピラーですね。いずれもエアバッグの爆発でピラーがぶっ飛ばないような仕掛けがあります。この辺りは他の車種と違うティグアンオリジナルコンセプトです。
今回は助手割引サービスにてご依頼頂きましたので、お客様と一緒に部品を外していきます。
ティグアンはリヤハッチの開口寸法が大きいため、ほぼ天井にダメージを与えずに車外に引き出すことが出来ます。
この天井一面に貼られている茶色の物体は何なのでしょう?
あくまで予想ですが、断熱、防音そして共振防止の目的で設置されている物体なのではないかと思います。これだけしっかりしたものが設置されていれば、当店の防音断熱材を施工する必要はありませんね。
引き出した天井をお客様とクリーニングしたところで、ランチタイムです。
当店の助手割引サービスをご依頼頂いたお客様は同時にランチサービスもついてきます。お昼ご飯はこちらでごちそうさせて頂くというサービスです。と言ってもコンビニですけどね。
ランチタイムが終わったら、接着剤の塗布~生地の貼り付け工程になりますが、この二つの工程はさすがに助手には見ていて頂きます。
しかし、表面が貼り終わり、裏面への折り返し作業から再び助手の参加となります。
純正は、裏面への折り返しは一か所も無いんですね。しかし当店は純正がどうあれ必ず裏面へ折り返します。
そして他のフォルクスワーゲンの車種同様、サンバイザーは天井を車に入れる前に組み付けてしまいます。
写真の通り今回は明るいグレーからダークグレーへのカラーチェンジです。
暗めの天井生地にサンバイザーやアシストグリップは明るいグレーのままなので、パンダのようなツートンカラーな車内になります。このあたりは人それぞれの趣味趣向の違いがあると思いますが、私は好きです。なんか世界に一台の自分だけのカスタムカーになったような気持ちになれるので。。。。
ということで、完成した天井をお車に組み付ければ、本日の作業の全工程終了となります。
いや~、いい感じです。
この生地を選ばれた奥様にもきっと喜んで頂けることでしょう。