今回は神奈川県川崎市の個人のお客様よりご依頼頂きました、ジャガーXFの天井張替えを紹介させて頂きます。個人のお客様と言っても、社長の名を受けた社員の女性が、助手割引にて施工にご参加頂きました。社長に言われちゃ断れませんよね。
ジャガーはどのお車も天井に電装系のハーネスが接着されている為、天井に接着されているハーネスをバリバリはがさなければならないので、結構面倒なお車の一つです。
ではお客様と一緒に進めていきましょう!
■ 施工前チェック
全ての作業の前にお客様と一緒に施工前チェックを行います。天井の垂れ状況、劣化ウレタンのこぼれ状況、電装系の点灯動作確認、車内の傷等です。この段階でお客様と同じ認識になってスタートするのがケーワークス流です。
天井の垂れ・剥がれ以外は問題ないことを確認し、施工スタートとなりました。

■ 部品の取り外し
今回は私の娘も参加し、お客様と私の3名での施工となりました。
お客様と娘が運転席と助手席、私は後部座席の取り外しと娘へのアドバイスというフォーメーションで取り組みました。
ジャガーXFは後部座席のドアから天井を引き出すのですが、その際シートを通常より後ろにずらす必要があります。そうすることで天井にかかる負荷を最小限にすることが出来ます。
お客様も立派な助手として、シートのメインボルトを外してくれています。頼もしい限りです。

天井、無事に取り出せました。

■ クリーニング
お客様と娘、年齢がほどほど近いという事もあり会話も弾み、和やかな雰囲気の中クリーニング作業が進んで行きました。
写真はクリーニングの第一段階、ブラシによる劣化ウレタンの除去をしているところです。この後溶剤での仕上げ作業となります。

■ 接着剤塗布、貼り付け
クリーニングが終わり、ボードと生地の裏面に接着剤を塗布していきます。その後貼り付け作業となります。

■ トリミング、折り返し、穴あけ
娘と私で生地を貼り付けたら、次工程「トリミング、折り返し、穴あけ」に移ります。接着剤の塗布および貼り付け工程はお客様は見学になりますが、この工程より再びご参加頂きます。
カッターを使用した作業になるため、ケガのリスクがゼロではありませんので、お客様に必ず参加されるか否かを伺います。今回のお客様は参加されることになりました。

■ 組付け作業
天井の張替えが完了したので、最後の組付け作業に移ります。お客様も積極的に作業して頂きました。

■ 完成?
すべての組み付けが完了し、最後の電装系のチェック。しかし、バニティーランプ、マップランプ、室内灯全て点灯しません。このままでは終われないので何とかしなければです。
どこか一か所だけ点灯しないのであれば、電球の切れやコネクターの未嵌合が考えられますが、全て点灯しないとなると、一番疑わしきはヒューズです。
早速マニュアルを取り出し、ヒューズのありかを確かめ、ヒューズを見てみるとやはり切れていました。


まずは交換する為の予備ヒューズを探します。
予備ヒューズはメインヒューズボックスにありました。
ここで一番やってはいけないことが、予備のヒューズをすぐに装填することです。なぜならヒューズが切れたのには理由があり、その理由を突き止めなければ、装填直後また切れるからです。
私の過去の経験上どこかのランプの電線がボディーのアースに落ちてしまっている場合が考えられます。ではどこの電線が一番怪しいか。これはお車によって違いますが、XFの場合サンバイザーが怪しいと考えました。そこでお客様と娘に、一度組付けたサンバイザーを外してもらうようお願いし外してもらいました。
そしてサンバイザーにつながる電線をルーペで確認したところ、犯人を見つけました。
サンバイザーの組付け作業時電線を挟んでしまい、それが原因でショートした模様です。
被覆が切れている電線を絶縁テープで絶縁し、今度は正しい方法で再組付けを行った後、ヒューズを装填。
その後点灯を確認し、無事すべてのライトが復活しました。大事にならなくて良かったです。

そしてこれで貼れて本日の施工完了を宣言できました。
お客様より、「電気がつかないときはどうなるかと思いましたが、すべてのご判断が的確で楽しく作業が出来ました。またお願いする際は、娘さん指名させて頂きますね。」とうれしいお言葉を頂き、本日の全工程終了となりました。