今回は横浜の外車整備工場様よりご依頼頂きました、レンジローバーイヴォークの天井張替を紹介させて頂きます。
このイヴォーク、当店では初めての施工車になります。
相変わらず、初施工の車はワクワクしますね~。
業者様からのご依頼という事で、助手割引対象ではないので、私とスタッフで施工を進めていきます。

さて、まずは施工前の状態です。

ランドローバー天井張替え
ランドローバー天井張替え

あまりよくわからないと思いますが、隅っこのくぼみ部分が垂れて来ています。
まあ一か所でも垂れが発生しているという事は、まだ垂れていない部分もかなりの劣化が進んでいると言えるでしょう。垂れて来た部分が、下方向への引っ張り力を発生させるため、ここから先は垂れが加速し、近い将来全垂れ状態になっていきます。
全垂れになってしまうと、作業も厄介になってきますので、このくらいで張替をご依頼頂いた方が、こちらとしてはありがたいですね。

初めてのお車の場合、取り付け方法を知らない為、慎重に慎重を重ねて取り外し作業を進めていきます。今回特にわからなかった部分は、運転席と助手席の間にある、マップランプユニットと後部座席のルームランプの2か所です。
特に後部座席のルームランプは、取り付けネジを外したにもかかわらず、しっかり食いついて取れてきません。
どう考えてもまだネジで取り付いているとしか思えない強固さです。まさかとは思ったのですが、ランプの電球を外し、リフレクター(反射板)を外してみると、その裏側にもう一つネジが隠されていました。
先に取り外したネジとわずか2cmのところにさらにネジとは。。。この隠しネジを発見するのに20分位時間をかけてしまいました。
私もまだまだですね~。

このお車ハッチバックではあるのですが、ハッチバックの開口部の寸法より天井の幅の方が広いので、すんなりは取り出せません。天井へのダメージを最小限にする為、ハッチバック周りのパネルも全て取り外した上で天井を引き出しました。それでも少し折らないと取り出せませんけどね。

天井を取り出してしまえば、初めてのお車と言ってもまあ大したことはありません。
いつもの通りクリーニングして、接着剤吹いて、生地を貼ってと、順調に進みました。

天井が張り終わったら、最後の組み付け作業になります。
取り外しの時は構造が分かっていなかった為、時間がかかりましたが、すでにすべての構造は理解出来ていますので、スムーズに組み付け作業も完了できました。

途中の写真を撮影していなかったので、いきなりの完成写真となりますが、どうぞ!

レンジローバー天井張替え
レンジローバー天井張替え

純正に近い生地を選ばれたので、施工前の写真とあまり変わり映えしませんが、一つの垂れもない、綺麗な天井に生まれ変わりました。

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