今回は東京都港区の個人のお客様のポルシェケイマン天井張替えを紹介させて頂きます。最近981タイプが多かったので、ちょっと懐かしさを感じます。

まずは、施工前の状態を見ていきましょう。

ポルシェケイマン天井

運転していて天井の生地が垂れて頭について気づかれたとのこと。びっくりしますよね〜。そこでお客様は天井生地と似ている蓋付きのビスを購入し留められたそうです。
接着剤を入れられてしまうよりは100倍GOODな応急処置ですが、可能ならビスよりは針系のもので留めて頂けていたら完璧でしたね。ビスの場合穴が大きく残ってしまいますからね。

天井を見ながらお客様とお話をしていたら、リヤのハッチゲートの内張りも劣化していることに気づきました。ただ、今回その部分は施工予定に入っていなかった為、施工可否は生地があるか否かがポイントになります。早速購入した生地の長さを測定したところ、天井、ハッチゲートともにギリギリの余長で施工すればなんとか双方張り替えられることがわかり、急きょハッチゲート内張りも張替えることに致しました。
ハッチゲートから内張りを外すと張替え部分のパーツが30箇所溶着で留められていました。この溶着部分を外さなければ張替えは出来ませんので、すべて外します。

ポルシェケイマン天井

そして張替え部分が外し終わり、貼られている生地をめくってみると、天井と同じ状態になっていました。

ポルシェケイマン天井

こちらも天井同様劣化ウレタンをきれいにクリーニングし、生地を貼り付けていきます。そして天井と違いさらに破壊した熱溶着部分をビスや接着剤で留め、復元していきます。

天井の方もきれいにクリーニングし、新しい生地を貼り付けていきます。

ポルシェケイマン天井

そして双方完成しました。
今回は純正の生地とは違い、スエード生地を使用しましたので、かなり高級感がアップしました。また閉めた状態ではわかりませんが、ハッチを開けると見える部分も天井と同じ生地で仕上げましたので、荷物の積み下ろしが楽しみになりますね。

ポルシェケイマン天井
ポルシェケイマン天井

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