今回は神奈川県川崎市の個人のお客様よりご依頼頂きました、シボレーシルバラードの天井張替えを紹介致します。今回もお客様が助手として施工に参加する、助手割引でのご依頼となりました。
このシボレーのシルバラードというお車、当店では初施工となります。
街中では昔からたま～に見かけてはいましたが、まさか天井張替えをすることになるとは思ってもいませんでしたね。やたらとでかい車体にもかかわらず2シーターですから、贅沢なお車ですね。
では施工前の状態を見て行きましょう。
そんなに大きく垂れているわけではありませんが、ヤニなのか何なのか、薄汚れた感じです。
ただ、ウェザーストリップ際を見てみるとライナーの本体が分裂を始めていました。
この部分は新しい生地を貼り付ける前に修復する必要があります。
何はともあれ、お客様と一緒に部品を外していきます。
初施工のお車の時はテンション上がりますね～。外し方を知らないので、まずは観察からになります。
よく観察し構造を理解したうえで手を動かさないと、部品の破損につながります。
ワクワクしながら作業を進め、何も破損させず天井の車外への取り出しに成功しました。
際の部分ははがれて来てはいるものの、それ以外に大きなはがれは無いし、ウレタンを触ってみるとまだ劣化しきっていない感じです。劣化の少ないウレタンのクリーニングは大変です。しかし劣化を始めているウレタンの上から新しい生地を貼るわけにもいきませんので、時間がかかってもウレタンは全て除去します。
2シーターの天井なのでセダン車に比べて大きさは小さいですが、お客様と二人がかりでもクリーニングにかなりの時間を要しました。
ここで通常はランチタイムになるのですが、今日は15時くらいから雨の予報だったため、お客様と相談しランチ抜きで仕上げてしまうことにしました。
接着剤の塗布と生地の貼り付け（表面）はお客様は見学タイムで、私が一人で作業します。
その後のトリミング、折り返し、穴あけ作業から再びお客様にご参加頂きます。
穴あけが終了したら、アシストグリップだけ事前に組み付けます。これは後からでは組み付けられない構造になっています。
また、今回は同時に防音断熱材の施工もご依頼頂いておりましたので、天井を入れる前に天井に施工します。
最後にライナーを組み付けて完成となります。
外すときは構造がわからなかったのでワクワクでしたが、知ってしまうとワクワク感が薄れてしまいますが、知っているおかげでサクサク組み付けが進みます。
純正より明るめのライトグレーをご選択されたこともあり、車内がパリッと明るくなりました。
こんなお車でドライブに行ってみたいですね～。