今回は東京都の個人のお客様よりご依頼頂きました、アストンマーティン・ヴァンキッシュ天井修理(張直し)を紹介させて頂きます。今回もお客様と一緒に施工する「助手割引」での施工となりました。
また、今回のお客様はネット検索で当店を探して頂いたのではなく、会社の同僚からの紹介で当店にご依頼頂きました。ご紹介頂いた同僚の方は、1年前当店でアストンマーティンの天井修理をされたお客様で、助手をされた体験がとても楽しかったとの事で、同僚の方にご紹介頂いたそうです。
本当にうれしい限りです。
さらに、今回はお車のオーナー様が助手として参加されるだけでなく、どのご紹介頂いた同僚の方も一緒に参加されるという事で、助手二人での施工となりました。
このアストンマーティン・ヴァンキッシュですが、今回のお客様は後部座席がついていましたが、お客様によるとこれは2シーターのオプションで、ちっちゃい後部座席2脚追加で50万円するそうです。しかし、オプションで追加してもあまりに狭くて、大人はちょっと乗れない感じですね。
さて、それでは施工のほう行ってみましょう!
■ 施工前チェック
施工前に天井の状態や電装系の点灯チェック、車内の傷や汚れをお客様と一緒にチェックしていきます。施工後双方がスッキリ終われるように大切な工程となります。

■ 養生
車内で工具を使って作業する為、乗り込む前にまず保護の為の養生を行っていきます。


■ 部品の取り外し
天井を車外に取り出す為、天井に関連のある部品を外していきます。アストンマーティンDB9の場合は、長いAピラーがクリップで取り付けられているのですが、ヴァンキッシュはねじ留めされています。ただ、通常のお車ならネジの頭を隠すためのプラスチックキャップ等がありますので、それを外してネジを緩めるという事になりますが、とにかくヴァンキッシュはオシャレ優先。写真の通りネジのある所だけ縫製されていない箇所が設けられており、その隙間からネジを狙うというコンセプトです。
これによりアルカンタラにプラスチック製のフタを使うことなく、美しいステッチラインを見せる事が可能なんですね。それにしても外すのも面倒だし、取り付け時はさらに面倒なネジが片側4本もついています。
そして、そのネジより厄介なのが下写真のヘッドライナー裏面にベタベタ貼り付けられたマジックテープです。とにかく必要以上にこれでもか!って位配置されており、カーボン製の天井とライナーの隙間に手を突っ込んで少しずつはがしていく必要があります。おかげで手を傷つけてしまいました。w

この必要以上のマジックテープに関しては、本日のオーナー様も「ここまではいらないな、次回なんかあったとき大変になるので、もう少しエリアを縮小できないか」とご相談頂いたので、中心部を残してこんな感じにリストラしてみました。DB9はこのようなマジックテープはリヤ側の2つしかありませんけどね。

■ クリーニング
裏面のマジックテープのリストラが終わったら、次はクリーニングです。今回はオーナー様の同僚の方も参加頂いているので、私を入れて4名でのクリーニング。天井のサイズも小さいのであっという間にクリーニングが終わりました。同僚の方、無償でのご参加ありがとうございます!

ライナー側が終わったら、今日は張直しなので生地の裏面もクリーニングしていきます。

■ 接着剤塗布、下地ウレタン貼り付け
クリーニングが終了したら、接着剤を塗布して下地ウレタンを貼り付けていきます。

今回は下地ウレタンを2重に重ねて貼り付けます。ピラーとの隙間を無くすのが主目的です。
またミルフィーユ状にすることで触感も固くなり、手触りも硬質ウレタンの様になり、触った時の高級感もアップします。


■ アルカンタラ貼り付け
さて、下地ウレタンの貼り付けが完了したらいよいよ純正アルカンタラ生地の貼り付けです。とはいえ形状がシンプルなので、ポルシェ911やケイマンのアルカンタラ張替えに比べたら簡単ですね。

■ 組付け
天井の張直しが完成しましたのであとは組み付けるだけです。と言っても例のピラーのネジが合計8本あります。これをアルカンタラの隙間から狙ってねじ込んでいかなければいけないので、ちょっと頭を使う必要がありますね。

■ 完成
8つのねじも、だんだん慣れてきたころ終わりになりました。次回ヴァンキッシュが来たらもう余裕ですね。w
天井ももとに戻り、お客様にも大満足を頂けました。
話によると同じ会社にまだ紹介頂けそうな方もいらっしゃるそうなので、その方の天井が垂れた際は是非当店をご紹介頂ければと思います。